【それスノ】「学校へ行こう!」どんな番組だった?人気の理由は?復活はある?

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Snow Man(スノーマン)出演の「それSnow Manにやらせて下さいSP」(それスノ/TBS系)で、大人気番組だった「学校へ行こう!」(TBS系)の名物企画「未成年の主張」が復活します。

2024年6月28日(金)18:30~20:55
ゲスト:紗栄子さん / 坂本昌行さん(20th Century)

「学校へ行こう!」は1997年から約11年間放送され、学生たちが夢中になったのはもちろん、子どもから大人までが楽しみにしている番組でした。
最高視聴率は23.3%を記録しています(2000年9月5日)。

伝説の番組とまで言われる「学校へ行こう!」とは、どんな内容のものだったのか。
なぜそれほど人気だったのか。
この記事では、筆者が見聞きした体験とともに、公式やXの情報などをまとめてご紹介します。


「学校へ行こう!」とは

「学校へ行こう!」は毎週火曜20時から放送されていました。
1997年10月16日に始まり、2005年3月15日まで放送されたあと、2005年4月19日から「学校へ行こう!MAX」にリニューアルし、2008年9月2日まで放送されました。

メインの出演者はV6です。
V6は1995年11月1日に「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビューした6人組みで、97年10月は「WAになっておどろう」をリリースした後の人気沸騰のころでした。

■V6とは
メンバーは坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さん、森田剛さん、三宅健さん、岡田准一さん。
坂本さん、長野さん、井ノ原さんの年上組が「20th Century(トニセン)」、森田さん、三宅さん、岡田さんの年下組が「Coming Century(カミセン)」。
2021年11月1日に解散した。

V6以外のレギュラー出演者

みのもんたさん
渡辺満里奈さん
つぶやきシローさん
加藤あいさん
ビビアン・スーさん
上野未来さん
サエコ(現・紗栄子)さん
夏帆さん

主なコーナー

【未成年の主張】
主に中学校や高校の生徒が学校の屋上から1人ずつ、校庭にいる生徒たちに向かって、思いを大声で吐露する。
主張の最初に、思いを伝えたい相手の名前を挙げて呼びかけるが、友だちや同級生、先輩、先生への告白や謝罪が多かった。
たまに、教師や校長が登壇することもあった。

V6のメンバーが2人ずつ学校を直接訪れ、屋上でモニターを見ながら、主張を見守る。
告白が失敗した生徒をメンバーが励ます姿が感動を誘った。

B-RAP HIGH SCHOOL】
コーナー名は人気漫画「ビー・バップ・ハイスクール」をもじって名付けられた。
主に一般人が、有名曲の替え歌を強めのクセを盛り込んで披露した。
軟式globeのパークマンサー、Co.慶応、尾崎豆、MUSIAら人気者も生まれた。

東京ラブストーリー
本家のドラマは、1991年1月7日から3月18日まで、フジテレビ系の月9で放送された。
鈴木保奈美演じる赤名リカと、織田裕二演じるカンチのラブストーリーに世間は釘付けとなり、社会現象となった。

「学校へ行こう!」での東京ラブストーリーは、コギャル2人と、高学歴だけどクセのある男性3人のギャグ系ラブストーリー。
どこか憎めない5人の動向を、視聴者は笑いながらも温かく見守った。

どこ行くんですか?ゲーム】
主にV6が2人ずつ3チームに分かれて競う。
街角の人に声をかけ、これから行く場所を聞き、その場所に実際に行く。
そこでまた声をかけ、聞いた場所に行く行程を繰り返して、目的地に早く着いたチームが勝利。

目的地から遠い場所に行ってしまわないよう、聞き出す相手を吟味し、周辺情報から行く場所を探っていくのがミソ。
ゴールの直前で遠方を答えられてしまうなど、先の見えない面白さがあった。

【体当り戦士少年オカダ】
苦手を克服しようとしてもできない子どもたちのために、ヒーローに扮したV6岡田准一さんが、無理難題にチャレンジし勇気を与えた。

空中ブランコや綱渡り、水上に浮かんだゴザの上を走ったり、玉乗りをしたりと、無茶な課題に、文字通り体当たりで挑戦。

今では肉体派の本格的アクション俳優になった岡田さんだが、この企画ですでに運動神経の良さやセンスが発揮されていた。

当時の岡田さんは積極的にアピールするタイプではなく、キャラが比較的薄い印象だったが、このコーナーでユニークな一面が発揮され、人柄が広く知られる機会にもなった。

人気だった理由

V6はそれまでのアイドル・光GENJIや少年隊、SMAPなどと異なり、身近で素朴な雰囲気が特徴的でした。
この番組では、そのキャラクターが存分に生かされたと言えるでしょう。

「未成年の主張」で学生とざっくばらんにふれあう。
街角で一般の人たちと語り合い、ギャルとため口で言葉を交わす。

手の届かない遠い存在ではなく、近所のお兄ちゃん的な立ち位置を思わせ、当時テレビが家族団らんの真ん中にあった時代に、家族ぐるみでの好感度を上げていったと思われます。
番組に出演した多くの一般人と、V6の相性は抜群でした。

V6が本気で泣いたり笑ったりするなかで、各コーナーの一般人も人気を得ていきます。

あの人見たい、あの子どうなったかなと、複数の知り合いのような出演者が増えると番組の支持は大きくなります。
「学校へ行こう!」はV6の親しみキャラ×一般人の濃いキャラがうまくマッチして、パワフルになったと思われます




番組復活の可能性は?

「学校へ行こう!」は2008年9月に終わったあと、何度も特別番組が放送されました。

・学校へ行こう!2015(2015年11月3日。V6のデビュー20周年を記念して放送)
・V6の愛なんだ2017、2018、2019、2020

そして、「学校へ行こう!2021」が放送された直後の2021年11月1日にV6が解散したため、「学校へ行こう!」は24年の歴史に幕を下ろしました

今回のそれスノでの復活は、「未成年の主張」のみではありますが、約3年ぶりとなります。

それでは、「学校へ行こう!」自体が復活する可能性はあるのでしょうか。

思い出すのは、同じTBS系のバラエティー番組「8時だョ!全員集合」です。

8時だョ!全員集合とは
ザ・ドリフターズがメインの出演者で、1969年から1985年まで放送。
全盛期には視聴率が40~50%で、最高視聴率50.5%を記録(1973年4月7日放送)したお化け番組です。

1985年に放送が終了したあと、周年記念やDVD発売の節目などに、何度も名場面集などの特別番組が放送されています。
メンバーが出演し、当時のことを語ることもありました。

2008年には、DVD発売記念イベントが行われ、加藤茶さんが、故・いかりや長介さんに代わり、28年ぶりにオープニングコールを行っています。

もちろん、番組もメンバーの状況も異なりますし、「全員集合」も番組自体が復活したわけではありません。

ただ、子どもの頃に番組を見てファンだった人が成長してテレビ制作に携わるようになり、企画が通る立場になったところで、当時の番組を復活させたり、オマージュ番組を作ったりというのは、たまにあること。

V6の元メンバーは現在、所属事務所が違っていますが、今や事務所の垣根を越えて共演することは珍しくなくなっています。
となると、今回のコーナー復活は、今後の軌跡になっていくような気がしてしまいます。

今すぐは、元メンバーもそれぞれの道に進み始めてまもないため難しいかもしれません。

しかし、たとえば番組開始30周年となる2027年や、40周年となる2037年は可能性があるのではないでしょうか。

「それスノ」でのコーナー復活を知り、またV6が集まった「学校へ行こう!」が見たくなりました。
個人的にはいつか実現するといいなあと夢見ながら、楽しみに待ちたいと思います